WealthNavi(ウェルスナビ)の運用実績とメリット、デメリット等について 〜4月末から開始して〜
最近投資家の間で注目されているロボアドバイザーのWeathNavi(ウェルスナビ)についてお話してみようと思う。
自分も昨今の低金利預金では資産は増えていかないかなと思い、長期的な目線から3月からはつみたてNISAを始めており、4月末にWealthNaviも始め、運用しています。
本記事では、ウェルスナビの運用実績を公開しつつ、自分が感じたメリットやデメリットをレビューしたいと思います。
- 投資なので当然損失はあるが・・・ウェルスナビはオススメなロボアドバイザーなのか?
- ウェルスナビのメリットとデメリット
自分のこれまでの運用実績を公開
上記の通り。
4月末に100万からスタートしており、毎月3万ずつ積立しており9月25日時点で119万ちょい。
運用期間5ヶ月ほどで含み損益は4万4千ほどのプラスになります。
現在はプラスに転じていますが、日によってはかなりマイナスになったりもしていましたが、今の所は満足しています。
ただ、ウェルスナビは長期的な投資を前提としていますので今の実績が続くとは限りません。
ウェルスナビのメリットとデメリット
メリット
メリット①:完全自動で投資(運用)してくれる
ロボアドバイザーがここ最近注目されている背景には、やはり勝手に運用してくることだと思います。
そもそも、世の中の投資している人って全員が全員株やらポートフォリオとか全て知っている人ばかりじゃないはずです。自分も少しは本やらネットとかで調べたりしましたが、まだまだ知識としては不十分。
でも、ウェルスナビだと初めに会員登録して口座に資金を入金するだけで後は勝手に取引をしてくれるので、ほぼ放置するだけで大丈夫!
メリット②:出金にさほど時間がかからない
いざ、お金が必要になった時に振り込まれるまでに時間がかかるとやっぱり嫌ですよね。
ウェルスナビならお金を引き出すのはいつでもでき、また出金依頼から3営業日後に出金先口座へ振り込まれます。
公式にも、
平日20時までに「出金」メニューにて出金の依頼をすると、その日の夜に出金金額に合わせてETFの売却を行い、3営業日後に出金先のお客様の銀行口座へ送金します。(日本、ニューヨーク、どちらかの休日をはさんだ場合、4営業日以降の反映となります)
また、平日20時過ぎもしくは休日の出金依頼につきましては、翌営業日の夜間に売却を行い、その3営業日後に、出金先のお客様の銀行口座へ送金します。
出金予定日は、出金手続きの画面でもご確認いただけます。
と、書かれています。
ウェルスナビの運用先ですが、米国株や日欧株、新興国の株式、米国債券、物価連動債の債券、金、不動産を対象に分散した投資を行なっています。
これらの運用先はETF(上場投資信託)で運用されており、具体的な組み入れは以下の通りになります。
- 米国株:バンガード・トータル・ストック・マーケッツETF(VTI)
- 日欧株:バンガード・FTSE先進国市場(米国除く)ETF(VEA)
- 新興国株:バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)
- 米国債券:iシェアーズ・コア・米国総合債券市場(AGG)
- 物価連動債:iシェアーズ・米国物価連動債ETF(TIP)
- 金:SPDR・ゴールド・シェアETF(GLD)
- 不動産:iシェアーズ・米国不動産ETF(IYR)
という7つのETFと、ウェルスナビを始める際に、
- 年齢
- 年収
- 金融資産保有額
- 資産運用の目的
- 株価の急落に対しての対応
の5つの運用プラン診断とを踏まえて、1人1人に合ったポートフォリオを作成してくれます。
ただ、自分はETFの中身に関してはあまりわからなかったので単純に分散投資してくれてるんだと自分なりに納得し、運用してもらってます。
ちなみに自分のポートフォリオはこちらになります。
こうして見ると株式に比率を置いたポートフォリオになるかと思います。
新興国株と金だけはずっとマイナスが続いていますね。
デメリット
- 手数料が高め
- NISAには非対応
デメリット①:手数料が高め(1%)
ウェルスナビは、市場で売買できるETFを自動でポートフォリオを構成してくれますが、自分でETFを運用する場合と比べて手数料は高めであると言えるかもしれません。
ただ、ウェルスナビはロボットを使って利用者が本来行うはずの運用の全てを省いて資産形成してくれるサービスです。
そのため、そういったサービスをしてくれると考えると1%の手数料を高いと見るかお手頃と捉えるかは人によるのかもしれないですね。
また、ウェルスナビは長期にわたって資産を預けてくれている投資家に対し、手数料の長期割制度を始めました。
長期割は、ウェルスナビを続けた期間と運用金額に応じて、6ヶ月ごとに手数料を割引していくという制度です。
具体的には毎月1日の時点で運用資金元金が50万円以上あり、それが6ヶ月間続いていれば翌月(7ヶ月目)から手数料を0.01%を割引するというものです。
そして、割引を始めてから出金をしなければ下限となる0.90%まで、6ヶ月ごとに段階的に手数料が割引されていくというものです。
割引幅は運用資金元金によって異なり、50万円以上〜200万円未満であるなら0.01%、200万円以上なら0.02%を割引くことになります。
デメリット②:NISAには非対応
ウェルスナビは少額投資非課税制度(NISA)には対応しておりません。そのためウェルナビは一般口座か特定口座(源泉徴収あり・なし)から選ぶことになります。
NISAは年間上限120万までの投資で得た運用収益について、本来であれば20.315%の課税がかかるのを最長5年間非課税とする税優遇制度になります。
ちなみに2018年1月から始まったつみたてNISAは年間40万までの投資で得た運用収益を最長20年間非課税とする税優遇制度です。
ウェルスナビは年2回リバランス(運用状況に合わせて自動でポートフォリオを最適化される)が実施されるためや、累計の売買頻度が高くなることでNISAの非課税枠を使い切ってしまうことが考えられるため、NISAは非対応になってしまうということです。
〜まとめ〜
最近何かと投資している人もよく聞くロボアドバイザーであるウェルスナビについてでしたが、自分が実際にしてみてまだまだ運用期間は短いですがこれから投資を始めてみようかなって人、ロボアドバイザーの運用って大丈夫かなって人に少しでも役に立つ内容であればと思います。
ただ、自分は現段階でのウェルスナビは中々いい運用方法だと思っています。確かに手数料は1%と他のインデックス投資信託の手数料に比べたら高めではありますが、資金を振り込むだけで分散投資を自動的に構築してくれるシステムは投資を始める人にとっては始めやすいのかなって思います。
ただ、注意して欲しいのは投資はあくまでリスクを伴うということです。銀行の預金と違い元金保証がないので預けたお金が減ってしまうことはある程度覚悟しないといけないと思っています。
ですので投資を始める際はご自身の資産のうちから余剰資金からお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
資産運用の経過もこれから定期的に書いていきたいと思います。